建設開始!ところざわサクラタウン


建設開始!ところざわサクラタウン
地鎮祭取材リポート!

新風!東所沢からクールジャパン文化を世界に発信!

アニメ専門美術館に、アニメキャラのホテルが誕生する!?

所沢市と出版大手「KADOKAWA」が進める「COOL JAPAN FOREST 構想」の拠点となる「ところざわサクラタウン」(旧所沢浄化センター跡地:所沢市東所沢和田三丁目31番地の3及び11)の記者会見と地鎮祭が行われました。
その模様をリポートします。

 

1.知とアニメ文化の集積地に!~記者会見より~

▲記者会見場 記者会見場と地鎮祭の式場の大きなテントが2張

▲記者会見では、KADOKAWA代表取締役社長 松原眞樹(まつばら まさき)氏と角川文化振興財団専務理事 宍戸健司(ししど けんじ)氏が、「ところざわサクラタウン」の敷地内に建設する施設や構想などを発表・説明しました。

KENGO KUMA & ASSOCIATES
KAJIMA CORPORATION

▲約4万平方メートルの広大な敷地にはKADOKAWAのオフィスや書籍製造・物流工場のほか、アニメホテル(各客室をアニメキャラでデザイン)、ジャパンパビリオン(イベント会場)をはじめ、同社が培ってきた出版・映像文化や牽引してきたライトノベル、コミック・アニメなどの「クールジャパンカルチャー」を結集しさせた、図書館・美術館・博物館の〝三位一体の文化施設〟(仮称:角川ロックミュージアム)を建設するとのこと。

図書館には、KADOKAWA刊行物ほか35万冊。加えて、作家・研究者の個人蔵書や電子図書館も融合した、史上初の21世紀型私立図書館が誕生します!

美術館は、高山辰雄やロダンなどのファインアートや現代アートなどの企画展示。

博物館は、博物学者・作家の荒俣宏氏の貴重なコレクション展示が。妖怪からロボット(からくり人形)まで展示する珍しい博物館に。

そして、なんといっても、世界中のアニメファンに大注目を浴びそうなのが、「アニメミュージアム」。日本が世界に誇る「アニメ文化」の歴史から未来までを様々な切り口で紹介するアニメ専門美術館が登場します。

これほど充実した複合施設は、「世界に類をみない」そうです。

ちなみに、「角川ロックミュージアム(仮称)」の設計デザインは、あの新国立競技場も担当している「和の大家」日本を代表する建築家 隈研吾さん。
まるで所沢の緑の自然の中にある巨大な岩の固まりのようなデザインの建物にみえるため、仮称として、「ロックミュージアム」と呼んでいるそうです。音楽のロックではなく、外観のイメージからつけた「岩」という意味なのだそうです。
その建物の構想は地上5階で各フロア構成と内容は次の通り。

▲世界に類をみない「三位一体の文化施設」=「角川ロックミュージアム」のフロア構成(記者会見資料より)

▲角川ロックミュージアムのフロア各フロア内容の構想(記者会見資料より)

 

 

▼内装イメージは次の通り!ライトノベルとコミックが約5万冊収蔵された図書館。家族でワクワクできるスポットになりそうですね。

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その他、敷地内には、ショップ、カフェなども配置され、集客性の高い施設として計画されています。
また、ところざわサクラタウンの周囲には、東所沢公園や東川沿いの桜と一体となった市民の憩いの場をつくり、海外からの観光客にも楽しんでもらえるようなエリアになる予定です。
2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催までの完成を目指しています。


▲COOL JAPAN FOREST構想のパンフレットより

 

2.地鎮祭の様子

1月31日午前10時から、現地に張られた大きなテントの中で、地鎮祭の儀式が執り行われました。一般財団法人角川文化振興財団、株式会社KADOKAWA、グループ企業、建設を担う鹿島建設株式会社のほか、所沢市の関係者、総勢約250人が参列しました。

▼地鎮祭の神事式の前には市長があいさつ

 

 

▲「切麻散米(きりぬささんまい)」の様子 神職が、切木綿(白紙で代用することが多い)を祭壇前の四方を切麻でおはらいをしました

▲「鍬入之儀(くわいれのぎ)」 地鎮祭の式次第でも大事な要素。土地の神々の霊をしずめ,敷地を清め払う儀式。 斎庭に斎草を立てる円錐形に砂を盛り上げた立砂(盛砂)がつくられ、盛砂に鎌、鍬(くわ)、鋤(すき)の順に「エイ、エイ、エイ」と掛け声とともに入れていきます。写真は、角川歴彦氏と松原眞樹氏の斎鍬の様子。

・斎鎌(いみかま)…設計を担当した建築家 隈 研吾氏
・斎鍬(いみくわ)…一般財団法人角川文化振興財団 理事長 兼 株式会社KADOKAWA取締役会長の角川歴彦氏と株式会社KADOKAWA代表取締役社長の松原眞樹氏
・斎鋤(いみすき)…施工会社の鹿島建設株式会社 代表取締役社長 押味至一(よしかず)氏

 

  

▲「神楽舞之儀(かぐらまいのぎ)」の様子

▼「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」の様子 神を敬う心を表す儀式。神職,事業主(施主),設計者,施工者の順で,玉串を供える儀式です。関係者12人が玉串を神前に供えました。

※下写真:順に 氷川神社の金子宮司、所沢市長の藤本正人氏、東所沢和田三丁目自治会 自治会長の上田之雄氏、所沢商工会議所 会頭の本橋孝義氏

     

▼「神酒拝戴(しんしゅはいたい)」の様子

  

所沢市の市議会議員や埼玉県の県議会議員も参列し、無事、地鎮祭が終了。2020年の完成が楽しみですね。

※参考:鹿島建設株式会社ホームページ「建築の素朴な疑問Part2」

 


この記事を書いた人

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成田 知栄子 Chieko Narita

ラジオ、テレビでの取材活動を経てフリーになり、ライターに転職。情報は「人と人とを繋げ、生活をより豊かにする」をポリシーに活動しています。記事情報が、誰かの何かにお役に立ちますように…。

頂いた応援メッセージ

地域の子育て中のパパさん、ママさんが、サクラタウンで働きやすい環境を作ってください。そうすれば、地域から受け入れられると思います。
2019-04-03 13:45:23
すごく楽しみです。 勝手に応援しています。
2019-02-24 14:51:19
身体障害者も働けるどころも作って欲しい。
2019-02-02 17:27:22
人工的な景観では無く、土や緑、苔など、の自然な風景も混ぜて欲しい。 車の渋滞、自転車の駐輪場の混雑など導線もちゃんと考えて欲しい。
2018-12-07 09:26:27
保護猫カフェを作ってください! そこで働きたいです。
2018-08-30 19:14:06
ペット動物園も作って。
2018-06-22 15:53:13

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