「見るトコろ!感じるトコろ!茜衣がいくトコろ!」いいトコ発信ところざわVol.6
連載第5弾「梅雨の合間の狭山丘陵を散策してきました」
ご無沙汰しております。みなさまいかがお過ごしですか。
この新しい生活様式が必要な時期に発信できるところざわの魅力は何か、トコろんのお姉さんであるむなぞー(宗像茜衣)さんと一緒に考えていきます。そして、自分たちでできることに取り組んでいきます。
今回は、狭山丘陵の自然の中をゆっくり散策してきました。ルートも公開してお散歩ポイントを紹介していきます。みなさまの生活に少しでもお役に立ちますように。
取材:2020年6月20日 ボランティアライターじん
① 西武球場前駅からスタート
取材日はプロ野球開幕の翌日でした。無観客での開催ですが、居ても立っても居られない方々が西武ドーム前にいらしていました。待ちに待った開幕の喜びがドームの外まで伝わってくるようでした。僕らもワクワクするようなスタジアムの持つ独特の雰囲気を充分に味わいました。
▲むなぞーさんは生粋のライオンズファンです!
▲お気に入りの選手は源田キャプテンとのこと
▲今年こそ日本一に!
ここ西武球場前駅は野球観戦のときに利用することが多いと思いますが、狭山丘陵を散策する際に便利な駅です。今日は駅をでて東に向かい、急な坂道を上って狭山湖畔霊園に入っていきました。ここに眠っている故尾崎豊さんのお墓に手を合わせ冥福を祈りました。
霊園の脇には森が広がっています。ここには「トトロの森19号地」があります。
公益財団法人「トトロのふるさと基金」さんがナショナル・トラスト運動で取得した19番目の森です。きちんと管理された奇麗な森です。本日ところどころトトロの森が登場します。ここからそのまま森の中の道を進んでいきます。
② 菩提樹池と菩提樹田んぼ
森の中の坂道を下りていくと目の前に池が広がっています。ここが菩提樹池(ぼだいぎいけ)です。川の水をせき止めたため池です。静謐な風景が広がっています。
じん:毎年、この池で「かいぼり」っていう池の中の泥を掻きだす大掃除みたいなことやるんだよ。僕も参加したことがあるんだけど、足が泥にはまって大変でさあ…
むなぞー:あっ!あれ見て!
じん:カワセミだー!
しばし二人で水面の上を青い宝石のように飛翔するカワセミを鑑賞しました(写真なくてすいません)。
カワセミが飛び立った池を後にして川下の方向に進みます。川の流れと緑とのコントラストが美しい湿地の風景が広がっています。
森を抜けると、目の前に田んぼが広がります。
ここは菩提樹田んぼの会さんが管理する菩提樹田んぼです。日当たりのよい立地と豊富な水に恵まれています。毎年美味しいお米が収穫できているようです。田植えが終わった里山の風景はどこか懐かしさを覚えます。
③ アルペンロードを歩く
菩提樹田んぼを後にして、再び森のなかへ。アルペンロード(野鳥観察路)を進んで行きます。このアルペンロードですが、地下を狭山湖からの導水管が通っており、とにかく真っすぐ進みます。登ったり下りたり起伏に富んだハイキング気分満載の楽しい道です。
▲登りはなかなかきつい…
▲下りは足を滑らせないよう慎重に
▲アップダウンを終えてひと休みのむなぞーさん
▲すぐに復活、さすがです!
急勾配を下りてきたところはトトロの森6号地です。ここには6号地の他にも23号地、25号地、35号地、36号地が隣接しており、通称「狢入の森(むじないりのもり)」と呼ばれております。併せると1haを超える森が住民の憩いの森として守られております。
アルペンロードを後にして、しばらく住宅地の中を歩き荒幡富士市民の森に向かいます。
④ 荒幡富士市民の森
荒幡富士市民の森は市内第1号の市民の森です。森の中には県の施設である「いきものふれあいの里センター」があり、人工の山である「荒幡富士」がそびえています。ちょっとした森林浴には最適な環境です。
▲いきものふれあいの里センターのスタッフさんから蜘蛛についての説明をいただきました。
▲あじさいが見頃でした。
▲ちょっと大人の雰囲気で
『連載第1弾「所沢七福神めぐり~八国山・荒幡富士コース~」にいってきました』でもご紹介しました荒幡富士に登ってみましょう!
▲さあ登るぞ
▲オカトラノオが奇麗に咲いていました。
▲あっという間に頂上です。
▲トコろんと記念撮影
誰でも簡単に気軽に登れます。頂上からは狭山丘陵が一望できる他、空気が澄んでいれば富士山や秩父連山、都内の高層ビルや東京スカイツリーも見ることができます。上り下りはお互いに譲り合ってね。待機していたむなぞーが何故かいきなり転んだことは秘密にしておこうかな。
⑤ 八国山へ
荒幡富士市民の森を後にして八国山方面へ向かいます。途中、所沢七福神めぐりでも紹介しました寿老人がいらっしゃる光蔵寺に立ち寄りました。そこにございます「聞くぞう地蔵尊」に悩みを聞いてもらいました。
(むなぞー):コロナの影響でトコろんに会えないんで、寂しくて寂しくて…
(地蔵尊):それはたいへんだのう。
むなぞー:ちょっと!じんさんが全部しゃべっているじゃないですか!
じん:バレたか…むなぞーのココロの内を声にだしてみました。
光蔵寺を後にして峠越え。松が丘の住宅地のすぐお隣にちょっと寄り道しました。今日紹介する最後のトトロの森である「トトロの森37号地」です。
ここは住宅のすぐ脇にあります。市街化区域なのでいつ家が建ってもおかしくない土地でした。八国山は東京都側は公有地化が進んでいますが、所沢市側は森のすぐそばまで開発がすすんでいます。八国山の森をこれ以上減らさないために取得した森になります。
ここから先は所沢市からちょっと飛び出して東村山市に入ります。八国山緑地に入っていきます。きちんと管理された公園なのでお散歩にも最適です。
▲広々して気持ちがいいですね。
ゆっくり緑地を堪能したあとに「八国山たいけんの里」に立ち寄り、歴史のお勉強をしてきました。入場は無料です。近くの下宅部遺跡からの出土品などを見学して縄文時代に想いを馳せてきました。館内で「どんぐりトトロ作りませんか?」とお声かけいただきましたので挑戦してきました。どんぐりに色塗りしての工作です。
ではむなぞーさんの作品をどうぞ!
じん:トトロじゃないじゃん。
むなぞー:「トコろん」と「にゃーちゃ」をつくってみました!
さすがトコろんのお姉さんのむなぞーさんです。ところで「にゃーちゃ」をご存知ない方のためにちょっと補足しますね。埼玉県のキャラクター「狭山ぶ〜茶」のペットのうどんねこのキャラクターです。むなぞーさん、実はにゃーちゃのお姉さんでもあるんですよ。
写真提供:かっしーさん
⑥ 北山公園の菖蒲を鑑賞
八国山緑地の南側にある北山公園に到着しました。毎年6月には菖蒲まつりが行われ多くの人々で賑わうのですが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止です。おまつりは中止でしたが菖蒲はきれいにたくさん咲いていました。
あらあらむなぞーさん。シロツメクサの絨毯、気持ちよさそうですね。
あじさいもきれいに咲いていました。
美しい花々を充分に堪能したのでゴールに向かいます。途中正福寺に立ち寄り、地蔵堂を見てきました。室町時代の建築と言われており、長らく東京都唯一の国宝建造物でした(現在は2か所とのことです)。
東村山駅に到着し、本日の散策は終了です。途中昼食をとりながらゆっくり散策して半日くらいで回りました。歩いたコースを簡単ですが下の地図に示します。少し長めのコースになりますので、下山口駅で分けて2日で回るのもありかなと思います。特にアルペンロードは急な坂道がありますので、歩きやすい靴で散策ください。途中飲食店やコンビニエンスストアはそれほど多くありません。暑い時期にはくれぐれも熱中症にご注意ください。
じん:むなぞーさん。今日の散策はいかがでしたか?
むなぞー:久々にこんなに沢山歩きました!
自粛期間中はお家で過ごしているだけで全く体を動かしてなかったので、体がなまるなまる…
今回の散歩?ハイキング?は、気晴らしになったしすごいリフレッシュしました。
田んぼが出てきた時、懐かしいって思うのは日本人ならではなのかなぁ?
じん:ありがとうございました。僕も久しぶりに沢山歩いて沢山撮影して、少しずつ以前の生活が戻ってきたように思いました。読者のみなさまに僕らが感じたことが伝わって、少しでもお役に立てばいいなと思います。
むなぞーさん、これからもところざわのいいトコろ発信していこうね!
あとがき
筆者のじんです。取材にあたっては、宗像茜衣さんと私とは一定の距離を取りながら散策しております。掲載した写真はマスクを外しておりますが、撮影時以外宗像さんはマスクを着用しており、手指衛生にも配慮しています。今後も細心の注意を払いながら連載を継続し、読者のみなさまに明るい話題を提供していきたいと思っております。新型コロナウイルス感染症の一刻も早い終息を願っております。
協力:一般社団法人 所沢市まちづくり観光協会
モデル:宗像茜衣
公式ホームページ:「宗像茜衣公式ホームページ」
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インスタグラム:munakata_st