伝統の落ち葉堆肥農法で育つ茶葉 旨味・コクの「お茶の平岡園」
伝統の落ち葉堆肥農法で育つ茶葉
旨味・コクの「お茶の平岡園」
「お茶の平岡園」は、「武蔵野の落ち葉堆肥農法」が日本農業遺産にも登録されている三富新田(埼玉県入間郡三芳町上富〜所沢市中富・下富)で江戸時代から続く農家です。「武蔵野の落ち葉堆肥農法」とは、落ち葉堆肥を活用した持続可能な循環型農法のこと。代々受け継いだ肥沃な大地で、土壌・栽培法・製茶法にこだわり、手間暇かけて、狭山茶ならではのコクとうま味豊かな、香り良い茶葉を生産・販売しています。
2020年9月取材
江戸時代から続く伝統農法とこだわり技術で
旨味・甘味が自慢の「狭山茶」とまろやかな「和紅茶」
平岡園は、「武蔵野の落ち葉堆肥農法」で日本農業遺産に登録認定されている三富新田(埼玉県入間郡三芳町上富〜所沢市中富・下富)の肥沃な土壌で栽培する江戸時代から続く農家。茶園専業になったのは明治時代からの老舗茶園です。
現在は、平岡家10代目の平岡忠さんと11代目の忠仁さんが、長年の伝統を守りつつ、現代のニーズに応えたこだわりの狭山茶を生産しています。
狭山茶は、葉肉が厚く、深い旨味とコクを持つのが特徴ですが、平岡園では、さらにその特徴が際立つ栽培法を行っています。
土は、伝統の「落ち葉堆肥農法」で栄養豊かなお茶の木が育ちます。
そして、なるべく枝を切らないようして、芽数を少なくすることで、1枚のお茶の葉により多くの養分が蓄えられます。
さらに黒色の遮光シートをかけ、茶の葉の葉緑素の生成をコントロール。日光を強く当てないことで、お茶の木自らが光合成しようとたくさんの葉緑素を作り、より濃い緑色に育ち、味はアミノ酸の含有量が高まるため、旨み・甘みが増します。
また製茶では、摘み取り後すぐに製茶工場へ。たっぷりの蒸気で通常より長めに蒸して、酸化発酵を止めフレッシュな香りが際立つ茶葉に仕上げています。
平岡園では、狭山茶品種の紅茶の製造や合組(ブレンド)せずに特定の品種だけを使用した「シングルオリジン」の製造もおこなっています。
カワイイ!貰って嬉しい、猫柄パッケージ
「ティーバッグなのに、急須で入れたような香りと味わい」
お茶の平岡園の通販サイトは、商品の種類が多く、お茶の愛好家にも人気です。
手軽なプレゼントや贈答品として人気があるのは、ティーバッグの商品「高級煎茶」「三富紅茶」のティーバッグ。
ティーバッグのお茶といえば、「色はでるけれど、味が…香りが…いまいち」というイメージを持つ方も多いと思いますが、平岡園のティーバッグ茶は、まるで急須で淹れたような味と香りが楽しめるのです。
その秘訣は、深蒸しの高級煎茶が入っていて、浸出しやすい素材とテトラ形で、大きさも茶葉が膨らむ余裕のあるティーバッグが使用されていること。煎茶だけでなく、11代目の忠仁さんが開発した狭山茶品種で作った「和紅茶」のティーバッグもあります。
どちらもティーバッグ8個入りで、高級煎茶の方は540円(税込)、和紅茶の方が432円(税込)とお手軽価格。袋のパッケージもカワイイ猫のイラストが描かれているので、送別やお礼など贈るアイテムとしても人気。また贈答用セットも喜ばれます。
取材:2020年9月 成田知栄子
狭山茶製造販売 お茶の平岡園
埼玉県所沢市下富558
電話:04-2942-0327
E-mail:info@hiraokaen.com