月の模様はどう見える?天体望遠鏡づくりも大好評!だったキッズイベント「西武所沢S.C. × 株式会社ビクセン」
夜空を見上げてみよう!西武所沢S.C.4周年大誕生祭関連イベント
11月1日より開催されている西武所沢S.C.4周年【大誕生祭】。この日は、所沢市に本社を置く「星を見せる会社」株式会社ビクセンとのキッズイベントが開催されました。全2回開催で、いずれも満席という人気ぶりだったこちらのイベント。もっと夜空を見上げたくなる!イベントの様子をご紹介します。
「今の時期見れる星はなんだろう?」寒い夜空でもまだ見ることができる「夏の大三角形」
11月12日(日)11時、急な寒さと曇り空にも関わらず、次から次と参加者が会場へやってきます。週末に所沢駅近くでの天体イベント開催は、親子揃ってうれしいものです。
このイベントは、天体教室&手作り天体望遠鏡の2部構成。まず最初に、株式会社ビクセンの新木義人さんによる天文教室が開かれました。
「今の時期見れる星はなんだろう?」「一番明るい星はなに?」配布された星図を見ながら、みんな次々と声をあげていきます。
▲解説をする株式会社ビクセン 新木義人さん
もう外はすっかり冬の足音が、、そんな季節でも、まだ「夏の大三角形」を南西の方角に見ることができるそうです。他にも、夏の大三角形から辿って、秋の大四辺形、またの名を「ペガサスの大四辺形」を見つけることもできます。11月でも、夏や秋の星座も楽しめるとは知りませんでした。
このほか、「月の模様はどう見える?」も大盛り上がり!
日本では、「餅をついているうさぎ」が一般的ですが、ライオン、蟹、ろば…、本を読んでいるおばあさん!?え~!世界で例えられるいろいろな見え方に、参加者みんな驚いているようでした。
他にも、土星の環はもともと傾いていて、ある時期、その環が見えなくなる”環の消失現象”が起こるというお話も。ちなみに直近で消失現象が起こるのは2025年3月25日だそうで、天体望遠鏡をお持ちの方は、今からぜひ忘れずにチェックです。また、星の色の違いは温度の違いによるもので、青のほうが温度が高く、赤色のほうが温度が低いのだとか…。赤い方が温度が高いだろうという参加者が多いなか、数人は「青い方が温度が高い」と手をあげていましたよ。お見事っ!!
知っていたことも、知らなかったことも親子ともども「へぇ~」が盛りだくさんだった天文教室。参加者みんなで学ぶ時間はとっても楽しく充実したひとときとなりました。
オリジナル天体望遠鏡で、星空観察がもっと楽しくなる!
そして後半は、「天体望遠鏡の手づくり体験」。ビクセンさんの「手作り望遠鏡キット」を使用して、自分だけの天体望遠鏡を作っていきます。
パーツを組み立てたら、次はデザイン!専用ペンで削りながら絵を描くと虹色の線が浮き出すスクラッチシートを背景に、準備されたシールなども使用して表現していきます。描くことがすでに決まっている参加者も多く、皆真剣に絵を描いていきます。好きなキャラクターだったり、生き物だったり、星のシールをたくさん貼ってみたり、思いのままの創作時間。
最後に両面テープで貼り付けたら…完成!
何が見える?
イベントは大盛況!「今日作った天体望遠鏡で満月を見てみて」
最後に、株式会社ビクセンの新木義人さんにお話を伺いました。「各回定員を超えた応募があり、大好評でした。天体望遠鏡づくりは幅広い年齢で楽しめるので人気のイベントです。ほかにも、地球や惑星を立体的に表示するダジックアースを活用して、木星を投影したり、月を投影して裏側を見てみよう!なんていうイベントもあるんですよ。ビクセンでは、こういったイベントを通して、星を探してみたり、月を観察したり、日常生活のなかで天文を楽しんでもらえるよう工夫を重ねています。11月27日(月)には満月が見れるので、ぜひ今日作った天体望遠鏡で月を眺めてみてください。」
▲カラフルな天体望遠鏡
■イベント詳細
西武所沢S.C. × Vixen キッズイベント
2023年11月12日(日)
リニューアル4周年を記念して、埼玉県所沢市に本社を置く総合工学機器メーカーVixen(ビクセン)協力のもと開催されたキッズイベント
株式会社ビクセン 公式ホームページ https://www.vixen.co.jp/
西武所沢S.C. 公式ホームページ https://www.seibutokorozawa-sc.jp/