「え!20年間で激変?!」所沢の今昔を楽しもう!
「写真から蘇る所沢商店街の今昔」展示はじまる!
所沢駅前の開発が進んでいますが、「その前は、どんな風景だったかな?」「以前、ここにどんなお店があったかな?」など、いつも見ていたはずの過去の街の風景を、思い出すことはできますか?
つい最近の街並みは覚えているけれど、10年前、20年前、30年前のことは思い出せないという人が多いはず。でも、過去の風景は、自身のその時代の思い出とともに連動して覚えているもので、過去の風景写真は、自身の思い出や出来事を懐かしく蘇らせてくれるでしょう。
過去の所沢の町の写真と現在の写真を見比べて、自身の思い出を蘇らせることができる展示「写真から蘇る所沢商店街の今昔」が、まちぞうの愛称で親しまれている所沢市中心市街地活性化拠点施設「野老澤町造商店」(ところさわまちづくりしょうてん)で、10月12日(金)から始まりました。
入場無料。11月5日(月)までの開催です。
2018年まちぞう10月企画展「写真から蘇る所沢商店街の今昔」
▲プロペ通りとファルマン通りの今と昔
かつて繁華街として栄えた元町、寿町、御幸町付近は、現在は、タワーマンション街となりました。プロペ通りや各町の商店街の変遷を現在の写真と対比しながら町の変遷を感じ取ることができる展示になっています。
まちぞうスタッフで展示プラニングをしている、〝ひげ爺〟こと三上博史さんは、「変貌が激しい商店街の過去の写真と現在の写真を展示しています。それぞれ風景から、それぞれの年代のみなさんの思い出が蘇るように構成しています。活気にあふれていた所沢の商店街も感じ取って、懐かしみ、楽しんでいただきたいです」と話しています。
▲今やタワーマンションとなった街並みの今と昔
▲旭町、御幸町、有楽町、星の宮、西所沢の各商店会の今と昔
▲金山町の商店街の今と昔
▲銀座商店街の今と昔
展示の一部を紹介すると、今、所沢駅西口にある「プロペ通り商店街」は、過去「日吉町商店街」⇒「所沢名店通り商店街」⇒「プロペ通り商店街」と名称が変わっていることが展示からわかります。
また、写真からわかるように、昭和40年代は、個人商店が立ち並び、家族連れでにぎわっていましたが、現在は、チェーン店のが多い商店街に変化しました。このように、時代の変化や町の人の生活感も感じ取ることができます。
タワーマンションの間にある市民の憩いの場「銀座中央広場」の場所には、かつては所沢で一番といわれていた「山田呉服店」があったそうです。銀座通りは、呉服などの高級商品が販売されている商店街でした。
▲山田呉服店 (現在の銀座中央場にありました)
そのほか、今の街並みと昔の街並みを比べて、以前の所沢市民の生活や町の活気を感じる写真がたくさん。
「写真から蘇る所沢商店街の今昔」展は、2018年11月5日(月)まで。入場は無料です。
野老澤町造商店(まちぞう)
所在地 : 埼玉県所沢市元町21番18号
電話番号 : (04)2928-1453
営業時間 : 午前10時~午後6時
定休日 : 毎週木曜日
取材:2018年10月14日 成田知栄子