地元で旅行気分が味わえる、掬水亭「狭山の茶湯」
所沢市と東京都の境にある多摩湖。その湖畔にある中国割烹旅館【掬水亭】(きくすいてい)では、2016年から地元所沢市の狭山茶を使用した“狭山の茶湯”をはじめました。
もともと遠方からのお客様にもっと所沢を楽しんで頂くために考案され、最初はやかんで茶葉を煮だし、それを内湯に入れて、文字通り“お茶の湯”をやってみました。
ところが、お風呂に入れる消毒用塩素が、緑茶を入れることで化学反応をおこしてしまい、塩素を除去してしまうので、お茶の色や香りをもっと新鮮に感じてもらえるようにバスパウダーを開発することになりました。
それが、地元の茶園・新井園本店の狭山茶を配合した天然色素のオリジナルバスパウダーです。
ちょっとした贈り物やお土産にも最適。1階の売店にて販売中。
内容量:1袋25g 使用期限:製造から3年 料金:270円(税込)
※お得な箱売りもあり
ホホバオイルも配合されているので、保湿効果も期待できそうです。
新井園は所沢に狭山茶の自社茶園・製茶工場を持ち、有機質肥料を中心とした土づくりに力を入れて低農薬栽培をすることで、良質で美味しく、安心・安全なお茶を作っています。
狭山の茶湯は、こちらの天皇杯も受賞した茶葉を原料に使うことで、お湯の色は深い緑色になり、大浴場のあるフロアは入口までお茶の香りが立ち込めます。
大浴場は、1階(男湯)と2階(女湯)に分かれています。それぞれの階層から望む高さの違った多摩湖の景色を眺めながら、お風呂に浸かり、お茶の香りを楽しめるので、お客様からは「さっぱりした」「リフレッシュできた」と大変好評です。
茶の湯は時間が経つと香りも薄れてくるので、一時間ごとに、お客様の目の前で内湯に投入されるそうです。
入口を入ってすぐの壁には、バスパウダーを投入した時間が書かれていました。
これをチェックして利用する人も多いとか。
日帰り入浴もできるので、意外と都内や地元の利用客も多いそう。
いつもは皇居ランニングをしているランナーも、狭山湖・多摩湖周辺は都内からもアクセスが良く、景色も良いので、掬水亭のロッカーに荷物を置いて走っているようです。ランニングだけでなく、周辺にはテニスコートや野球場などスポーツ施設も多いので、たくさん汗をかいた後は茶の湯で汗を流してゆったり寛げるところが人気の秘密かもしれません。
~日帰り入浴の利用 時間・料金~
12:00~17:00 おとな800円/こども600円
17:00~21:00(受付は20:00まで) おとな900円/こども600円
※レンタル・販売用品は日帰り入浴の方のみとなります。
【料金】
フェイスタオル(販売) 100円
バスタオル(レンタル) 200円
また、近場で旅行気分を味わいたい方には、宿泊もできます。
お部屋はすべてレイクビューの12畳の和室。
お子様から年配のお客様までに気を遣って作られたお部屋には、窓際に掘りごたつも。
2018年11月3日には、『くつろぎ和モダンフロア』として客室最上階(5階)の6部屋のみ、ベッドを備えた和モダンにリニューアルオープン。
床に段差を設けずに和室にベッドを配置したお部屋から、フローリングに和風ベッドを配置した洋風寄りの和室まで3タイプのお部屋をご用意。
より多くの方に、所沢を楽しんでもらえそうですね。
~狭山の茶湯宿泊プラン~ ※こちらは記事公開時のものです。最新の情報は公式サイトをご確認下さい。
1日3室限定。定員4名
※こちらのプランはリニューアルのお部屋ではなく通常のお部屋【和室12畳】が対象です。
1泊2食付1名14,000円より
【特典1】 お土産
【特典2】 お着き菓子
【特典3】 狭山茶を使ったコース料理
【特典4】 バスタオル2枚
【特典5】 おしゃべり処 杏仁豆腐カフェ 桜梅桃李1回ご利用券
※お食事は6階レストラン天外天となります。
※休前日は2,000円増
※特典1・3は大人のみ
最上階には、大切な日の会食にも利用できるレストランがあります。
宿泊ルームやお風呂だけでなく、レストランからも多摩湖を一望。
こちらからの夜景は、「多摩湖にのぼる月」として「日本百名月」に選ばれました。
http://japan100moons.com
中国割烹旅館 掬水亭
〒359-1145 埼玉県所沢市山口2942
TEL (04)2925-7111
西武新宿線「西武遊園地」駅または西武池袋線「西武球場前」駅乗り換え、
山口線(レオライナー)「遊園地西」駅から徒歩1分。
https://www.seibu-leisure.co.jp/hotel_web/index.html
駐車場40台
チェックイン 15:00〜19:00 / チェックアウト 〜10:00
全21室禁煙
取材: 2018年10月10日 北条恵都子