街の困りごとをデータ化して可視化できないだろうか?
『「認知症らしい」から普通の場所には連れてけない。
そういった方でも受け入れてくれる運動出来る場所を探してました。』
・・・1本の電話から始まった、鮎川雄一さんの疑問。
「認知症」と診断されたら介護認定がおり、
デイサービスなど介護保険を使ったサービスが利用出来ますが
「認知症らしい」なので利用できません。
高齢者全体を考えたら介護保険を使って無い人が約70〜80%いると言われてるので
そういった「らしい」と言う人の行き場所が中々無いのではと推測してます。
東日本大震災をキッカケに、20年間勤めたレディスファッション業界から介護業界に43歳で転身。
現在は、介護福祉士として高齢者施設で勤務しながら、健康・介護をテーマにしたセミナーを百貨店で開催。
また、障がい者スポーツの指導員として体験教室を運営している。
介護保険を使わなくても
解決出来る問題があるのでは無いか?
超高齢社会日本において介護の問題はもちろんだが
介護認定されてない高齢者人口の方が約70%と多く
この70%の方々の生活をどう支えるかは重要な課題である。
特に75歳を過ぎるとリスクが上がる
独居高齢者
孤独死
老老介護、、、等
これは日本全体の問題であり恐らく自分の半径5キロ内に
日々起こってる問題のはずなのに
日々の生活の中でそれを目にする事はない。
それらの高齢者の困りごとは行政、社協、保健師、民生委員などは
具体的に「〇〇町の〇〇さんが困ってる」って把握してる。
その情報をオープンにデータ化して可視化して
市民の誰でもアクセスするように出来ないもんだろうか?
例えば、僕が住んでる埼玉県所沢市北有楽町の人口は
本年4月末時点で、1818人。
所沢市の後期高齢者(75歳以上)の人口比率は11.7%なので
北有楽町には約213人の後期高齢者がいる。
その213人の内、ザックリと30%が介護認定を受けてるとしたら
残り70%の約149人は自立生活をしてる事になる。
でも、この149人全員が健康で全て自立生活出来てるかというと
決してそうではないと想定できる。
だから、この149人の困りごとを可視化し北有楽町の住民間で
解決する事が出来ないだろうか?
介護保険を使わず一般市民の「お互いさまの心」で解決できる
小さな問題はあるように思う。
以前、元NHKアナウンサー 堀潤さんのセミナーで
東北の被災地支援の話をされていた時に
「大きな主語」より
「小さな主語」を見る事が重要と聞いた。
「東北が大変だ」というのは「大きな主語で」
「〇〇県〇〇町の〇〇さんが困ってる」が「小さな主語」。
この、「小さな主語」を見ないと
具体的な解決策が出てこないという様なお話だった。
これは、物凄く腹に落ちた話だった。
だから、自分の街の「小さな主語」とは、
世界→日本→埼玉県→所沢市→北有楽町→北有楽町〇丁目の〇〇さん
この、「北有楽町〇丁目の〇〇さん」が、「小さな主語」。
日本全体の問題解決は難しいかもしれないけど
「北有楽町〇丁目の〇〇さん」の問題なら
解決できると思う。
でも、その小さな小さな積み重ねが、
日本全体の問題を解決するのではないかと思います。
関係者の皆様、どうぞご検討下さい。