「東所澤ブレンド」が面白くておいしい!「角川クラフト」が創造した究極のコーヒーとは。


「東所澤ブレンド」が面白くておいしい!「角川クラフト」が創造した究極のコーヒーとは

文化や芸術、トレンドを創造発信する「KADOKAWA」。そのグループ会社「角川クラフト」が、地域のイメージを味で表現したコーヒー「東所澤ブレンド」を開発しました。今、東所沢に新たなコーヒー文化のトレンドが生まれようとしています。

▲「角川クラフト東所沢焙煎所」のスタッフのみなさん。前列右端が同社の事業推進部の大場部長と後列左から2番目が事業企画部の中野部長

 

取材:2021年9月 成田知栄子


東所沢にはコーヒー通が多い!?
15種以上のスペシャルティコーヒーがそろう店

▲東所沢に2020年11月にオープンした角川クラフトのコーヒーの焙煎所

 

KADOKAWAグループが運営する「株式会社角川クラフト」。「ところざわサクラタウン」南側の「東所沢中央通り」沿いに昨年(2020年)11月、オープンしました。

行き交う人がフラッとお店に入ってしまいたくなるほど、あたりにはコーヒーの香ばしい香りが漂い、早くも地元のコーヒー通たちのお気に入りのスポットとなっているようです。小さなコーヒーの焙煎所ですが、品ぞろえはいつも15種類以上。選び抜かれたランクの高い「スペシャルティコーヒー」がそろっています

同社の事業推進部部長の大場さんにお話を伺いました。
「実際、焙煎所をオープンして驚いたことは、来店するお客さまは地元の方が多く、東所沢にはコーヒーの味にこだわる方がたくさんいらっしゃったということです。『やっと好みの味を見つけた』とか『こういう味はないの?』『もう少し浅く炒って欲しい』などの声をよくいただくようになりました。コーヒー好きの方が、この店なら自分の好みを伝えると作ってくれると思ってくださっているようです」

▲焙煎を行う大場さん。1回の焙煎は約1kg。平均すると1日10㎏のコーヒー豆を焙煎しているそうです

 

東所沢エリアで20種類を超えるコーヒー豆を取りそろえている店は、ほかにはないかもしれません。

取材中も「毎回来るたびに違う種類のコーヒーを買って、飲み比べを楽しんでいるんです。このリストの上からね」と楽しそうに話す地元のお客さんに出会いました。

角川クラフトでは、そのようなこだわり派のお客さんとのコミュニケーションも大切にしながら、喜ばれるコーヒーの開発に勤しんでいます。

▲店頭にはその日に取り扱っているコーヒー豆がずらりと並んでいます。来るたびに品ぞろえが変わるのも、リピーターの心をくすぐります。色や豆の大きさの違いを見ることもでき、試飲も可能です

 


「実は、ブレンドを飲んで欲しいんです」
KADOKAWAらしい挑戦的な発想

多くの高品質なランクのシングルオリジンコーヒーが種類豊富に取りそろえているのが「角川クラフト」の特徴ですが、スタッフのお薦めはブレンドコーヒーなのだそうです。

「コーヒー屋としては、実はブレンドを飲んで欲しいと思っているんです。シングルオリジンの豆だけでは味わえない世界を、ブレンドで表現しているからなんです」と大場さん。

▲角川クラフトでは、2回ピッキングを行っているそうです。1回目は入荷した生豆の中に混じっている異物や質が悪い豆を取り除くため。2回目は焙煎後に焦げたもの、生焼けのもの、割れたものなどを取り除くための作業を行います(写真)

 

▲焙煎後のピッキングがおわると、いよいよパッケージに詰める作業。1つ1つ丁寧に袋に充填していきます

一般的に「ブレンド」というと、ランクの低い豆を混ぜて、ある程度の価格で売って利益を出す商品。ランクの高い「スペシャルティコーヒー」は、そのままそのキャラクターを楽しむもので、ブレンドしてしまうのはもったいないという考えが主流です。

しかし、角川クラフトでは、スペシャルティコーヒーを2,3種類混ぜてブレンドコーヒーをつくっているのです。「これまで味わったことも無いコーヒーをつくってみた」というKADOKAWAらしい挑戦的な発想です。


角川クラフトがつくるブレンドにはストーリーがある

▲3種のアフリカ産のスペシャルティコーヒーを使った『東所澤ブレンド』

 

角川クラフトがこれまで開発したブレンドコーヒーは「さくらブレンド」「角川クラフトブレンド」「東所澤ブレンド」の3種。

中でもお薦めしたいのが「東所澤ブレンド」。今年(2021年)5月下旬にオープンした「所沢市観光情報・物産館 YOT-TOKO(よっとこ)」向け、つまり、「東所沢らしいみやげ」として開発したものだそうです。

ブレンドに使っている豆は、ケニア産、タンザニア産、エチオピア産ナチュラル精製の3つのアフリカ産のスペシャルティコーヒーなのですが、そのコンセプトづくりには興味深いストーリーが込められていました。
角川クラフト事業企画部の中野さんのインタビュー動画をご覧ください。

▲角川クラフト事業企画部部長の中野さんに『東所澤ブレンド』のコンセプトについて伺いました

 

コーヒーの味をイメージするのに、「東所沢」と土地柄の特徴を盛り込んだということなのです。

「東所沢」といえば埼玉県にあり、埼玉県は全国でも日射量の多い県という特徴がある。
そして、東所沢は、「JR武蔵野線」沿線にあり、武蔵野線は、かつての関東内陸工業地帯を走る貨物線であり、さまざまな原材料を運んでいたであろう。その2つのイメージから、太陽が強い「アフリカ産」のコーヒー豆の中でもミネラル分が多い土壌で採れたコーヒー豆をブレンドして、味で東所沢をコーヒーの味で表現したのだそうです。

話をきいているだけで、『東所澤ブレンド』が飲みたくなりますね。

東所澤ブレンド


仕上がりは〝こだわり派のKADOKAWA社員たち〟のおかげ!?
通販でも話題のブレンドコーヒー試せます。

▲『東所澤ブレンド』を飲んでみました!ブレンド作りのストーリーを感じながら・・・

 

注目の「東所澤ブレンド」を飲んでみると、「酸味が少なく濃厚」で、おそらく、コーヒー好きの人なら好みそうな味わいに仕上がっています。

香り、酸味、苦み、コクの4つの味のバランスを定めるにも、コーヒー通のKADOKAWA社員たちの意見を取り入れ試行錯誤を重ねたそうです。

KADOKAWAの中でも、特に作家さんというこだわりの強い人たちと付き合う仕事柄の編集部門の人たちは、味のこだわりは鋭いんです。入社したときは普通の人でも、『いい作品をつくるためのこだわりポイント』が分かるようになると、普段の生活にもだんだんこだわりの強い人になって目利きになるんですよね。特にコーヒーはオフィスで毎日飲むのだから、コーヒー通が多いんです」と中野さん。

▲出荷前の『東所沢ブレンド』。その日に焼き上げたコーヒーがその日のうちに出荷されていきます

 

ちなみに、「さくらブレンド」は「ところざわサクラタウン」オープンの時に作ったブレンドで「フレッシュなチェリーの果実」がコンセプト。

「角川クラフトブレンド」は、今、人気の味の主流が「酸味が控えめで濃厚な味わい」であることから、流行の味のイメージを求めたブレンドだそうです。

「東所澤ブレンド」と共に、角川クラフトが本気で作ったブレンドコーヒー飲んでみませんか?

角川クラフトの通販サイトができました。是非利用して試してみてください。

東所澤ブレンド

さくらブレンド

角川クラフトブレンド

取材:2021年9月 成田知栄子


角川クラフト 東所沢焙煎所

〒359-0023
埼玉県 所沢市
東所沢和田2-17-11グランドゥール東所沢1F
04-2936-6236

月曜~土曜日 11:00am – 6:00pm
日曜・祝祭日定休

https://www.kadokawa-craft-coffee.com/


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